模写練習の進め方

TrainingDraw の使い方と、模写でうまくなるための手順をまとめました。TrainingDraw は、参考画像と描くキャンバスを 左右に並べて、模写の練習をするためのブラウザ用の道具です。インストールは要らず、描いた絵はどこにも送られません。

1. 模写は何の練習になるのか

模写は「見たものを、見たとおりに描く」練習です。絵がうまく見えない原因の多くは、手の細かさではなく、 見る力にあります。形の比率、角度、明るさの差、色の違いを正しく見られれば、手はあとから付いてきます。 模写には、次のような効き目があります。

ただし、なぞるのは模写ではありません。参考画像の上から線をなぞると、形は合いますが、見る力は 付きません。TrainingDraw は参考画像とキャンバスを別々の場所に置くので、毎回「見て、考えて、描く」練習になります。

2. 参考画像の選び方

3. 描く手順(おすすめの流れ)

  1. 全体の大きさと位置を決める(アタリ)。最初は細い線で、全体を囲む大きな形だけを描きます。 キャンバスからはみ出さないように、頭から足先まで、あるいは物の端から端までの大きさを先に決めます。
  2. 大きな形を分ける。全体を3〜5個程度の大きな塊に分けて、位置と角度を合わせます。 目や指のような細かい部分は、まだ描きません。
  3. 比率を確かめる。「頭の幅は全体の高さの何分の一か」のように、2つの長さを比べます。 迷ったら、参考画像とキャンバスの同じ位置に目印を置いて見比べます。
  4. 中くらいの形、次に細部。輪郭、顔のパーツ、衣服のしわの順に、大きなものから小さなものへ描き進めます。 細部から描き始めると、全体が合わなくなったときに直せません。
  5. 最後に見比べる。描き終えたら、スコアや評価マップ(後述)で、ずれている場所を見つけます。

4. TrainingDraw の機能と使いどころ

画像まわり

描く道具

5. 模写スコアの読み方

TrainingDraw は、描いた絵が参考画像にどれだけ似ているかを0〜100の模写スコアで表示します。 画像を読み込み、何か描くと計算されます。スコアは練習の目安で、絵の良し悪しを決めるものではありません。 点数を気にしすぎず、「描き方を変えたら点数が動いた」という変化を見るために使ってください。

評価モード

輪郭の一致(適合率と再現率)

輪郭の評価では、2つの数字が表示されます。

たとえば、適合率が高くて再現率が低いなら、描いた線は正確だけれど量が足りません。逆に、再現率が高くて適合率が低いなら、 線は多いのに位置がずれています。どちらが低いかで、次に直すところが分かります。

評価マップ

「評価マップ」のボタンを押すと、参考画像から取り出した輪郭が表示されます。点数が低いとき、どこの輪郭を描き落としているかを 目で確かめられます。

モザイク解像度

カラー評価では、画面を何マスに区切って比べるかを選べます。細かくすると細部まで合っているかを、粗くすると全体の 明暗や色の配置が合っているかを見られます。最初は粗い設定で、全体のバランスを合わせるのがおすすめです。

6. 続けやすい練習メニューの例

7. よくある失敗と対策

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